風呂敷の楽しみ方色々

使う場面や色を考慮した選ぶ方法

上品に包む風呂敷は近年エコなどの観点から注目されていますが、選び方がわからないというケースもあります。
そんな時には、場面ごとや素材、色などに注目して選ぶことがポイントです。


慶事用に使う場合には赤・黄色などの明るい色、柄は鳳凰・鶴亀などの縁起の良いものが喜ばれます。
弔辞用には、グレー・深緑・金茶などの色がふさわしく、柄は蓮・菊などが基本となっています。
両方に使える濃紫・濃紺の無地のものを一枚用意しておけば、いろいろな場面で使えます。

場面ごとに風呂敷を使い分ける


風呂敷の選び方で注意したいのが、サイズになります。中巾は一枚持っておきたい
小さな贈り物にぴったりなサイズで、ふくさ代わりに使ったり、小物入れなどに使うことが可能です。


尺三巾は、お弁当を包むなどの使われ方をする定番のサイズです。綿素材のものが多く、
汚れても洗えるものであれば日常使いしやすいタイプと言えます。


二四巾は日常的に使えるものではないサイズですが、バッグにしたり大きなもの、ビン類などを包むのにちょうどいいと大きさです。
三巾はテーブルクロスにもなる大きなサイズで、買い物バッグや防災グッズなどに利用が可能となっています。
風呂敷の選び方は様々なものがありますが、どんな使い方をするのか考慮した上で選ぶことが大切です。

 

おしゃれに使うためのポイント


風呂敷は、おしゃれな使い方ができるとして人気です。基本となるのが平包みで、風呂敷を結ばずに物を包むのが特徴となっています。
最も格式の高い包み方ですので、覚えておくといろいろな場面で使えます。

平包みの特長


中央斜めに品物を置いて、品物の上が左側になるように置いたら、右側の角を被せて柄が綺麗にくるかをチェックします。
手前の角から包、余った布部分を下に折り込んだら、左側と右側の順番で被せて、
最後に上部をかぶせたら、余った布部分を下に折り込んで完成です。


風呂敷をバッグにするのもおしゃれな使い方として人気で、二巾はミニバッグにするのにちょうどいいサイズとなっています。
買い物袋に使用するなら、二四巾が向いています。


簡単でおしゃれな使い方がしたいという時には、三巾をタペストリー代わりにするというやり方もできます。
おしゃれに使うためには、素材感も重視します。フォーマルな場面では、鮮やかな光沢と美しい発色が特徴的な正絹、
美しい光沢と発色のものを日常的に使いたいならレーヨン、普段使いでおしゃれな柄を選びたいなら
種類が豊富で丈夫な綿素材など使う場面などによって素材ごとに変えることで、使い勝手も良くなります。